[良くなる]コトバ(7)
秦の始皇帝は、中国統一において多くのことを一つに定めた。
中でも「文字」と「度量衡」の統一は、その絶大なる権力を支える
大きな力になった。
[軸]と[目盛り]を定める。それを[等しく皆に使わせる]。
それだけで、モノは動き、カネが流れるようになって、産業が盛ん
になる。始皇帝はそのことを理解していたのだ。
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出典: 『ハカる考動学』 三谷宏治・著
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いっぱいある中で、「文字(軸)」と「度量衝(目盛り)」のルールを
定めて、それを「皆に等しく使わせる」ことがキモだった。
これは、海外子会社管理のときに、メチャメチャ使えると思います!
例えば。
「軸」を[基準]、「目盛り」を[程度]に読み替えてみて・・・
『ウチの会社で評価されたければ、[プロセス]を大事にして下さい。
(⇒[基準])
会社の定めたルール通りの[プロセス]を守っていれば[3点]。
会社のルール通りの[プロセス]を他の人にも広めている人が、
[5点]です。(⇒[程度])』
こんな風に「軸」と「目盛り」を定めてしまえば、全員が自己評価5点
になってしまうようなことも減らせるのではないでしょうか。
「何を[基準]に定めて、どの[程度]評価するのか?」
これは、法律には何の定めもありません。
会社が自由に定めることができます。
「評価した結果、どうできるのか?(減給もできるのか?)」
ココだけが、法律で制約されているだけ。
[基準]と[程度]を定めて、[等しく使わせる]。
会社をうまく支配していくための「重要なポイント」ではないでしょうか。
コゾノ